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浜松の水族館「ウォット」が20周年 生き物に触れる機会増やし「より楽しめる施設」に

多くの方の来館を期待する、スタッフ・大竹純也さん

多くの方の来館を期待する、スタッフ・大竹純也さん

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 浜名湖体験型学習施設ウォット(浜松市西区舞阪町、TEL 053-592-2880)が8月21日、20周年を迎えた。

 静岡県水産試験場浜名湖分場の付帯施設として、2000(平成12)年にオープンした同施設。海洋技術研究所の研究成果の展示や浜名湖に住む生き物などを展示してきた。オープン当初は、できたばかりということもあり多くの人が集まったが、その後は初年度に比べ入場者が減少。4年ほど前に施設の管理者が変わったこともあり、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックといったSNSでの発信を開始。これにより、市内の人への認知度が上がり、来場者数が徐々に増加してきている。

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 オープン当時は行っていなかった、来場した人が参加できるイベントなども積極的に取り入れた。浜名湖の生き物に触れる回数を増やすために、タッチングコーナーを増やすなどの工夫もしている。「もともと堅苦しいイメージがあったが、特別展を企画したり、生き物と触れ合うイベントを行ったりすることで楽しい雰囲気に変わってきている」と飼育スタッフの大竹純也さん。展示に関する解説を地元の方言で行うなど親しみやすい取り組みを行う。

 来場者は、オープン当初から家族連れがメインだが、現在は大学生のグループやカップルも増えてきている。「昔とは雰囲気が変わったと言われることも多く、初めて来た人も楽しかったと声を掛けてくれる」と大竹さん。子どもの頃に訪れたことがある人が、自分の子どもに水族館デビューさせるために来場することもあるという。

 20周年を迎えるに当たり、さまざまなイベントを企画していたが、新型コロナウイルスの影響を受け開催を見送った。代わりの企画としてスタッフでアイデアを出し合い、SNSなどオンラインで投票ができる「ウォット!今昔写真展作品募集」を開催。これまでの歩みを振り返る意味で、同施設が開館してからこれまでに撮影した写真を来年の2月1日まで募集。同施設が保有する写真と合わせて、展示などを検討している。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフは検温、手指消毒、マスクの着用を行い、来場者にもお願いしている。定期的に窓を開け、送風機を使って換気。スタッフが密になっていないか確認し、入場者数が200人を超えた場合は入場制限も行う。現在はタッチングコーナーとゲームコーナーは中止している。

 「来場した人に生き物のことを知ってもらうため、どのように表現して伝えるのかを常に考え、より分かりやすい展示を意識している」と大竹さん。「大々的なイベントができないので、現在は10人ほどが参加できる予約制の小さなイベントを開催している。今できることを考えて、対策を取りながら楽しいイベントやサービスを提供していきたい」とも。

 営業時間は9時~16時30分、月曜定休。入館料は、大人=320円、高校生以下・70歳以上無料。

(浜松経済新聞)

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