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沼津の地域おこし協力隊が「深海魚」でクラファン 深海魚「ラブカ」の返礼品も

「深海魚の魅力をさらに発信したい」と冷凍されたラブカを持つ青山さん

「深海魚の魅力をさらに発信したい」と冷凍されたラブカを持つ青山さん

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 戸田地区の地域おこし協力隊で活動している青山沙織さんが現在、戸田の深海魚の付加価値を上げるための「深海魚応援プロジェクト 沼津市戸田の深海魚を守りたい!」に取り組んでいる。

 青山さんは兵庫県尼崎市出身で、大学卒業後に会社員生活を経て、オーストラリアを中心に海外での文化や自然に触れる暮らしを体験。帰国後は海外の経験や情報発信を生かすため、沼津市の地域おこし協力隊に応募。今年3月で3年の任期を満了する。

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 青山さんは協力隊時代に、同地のトロール網猟で採取される深海魚の価値に注目し、生きたままのオオグソクムシを配達する「オオグソクムシ便」や、ランダムに深海魚の詰め合わせを送る「深海魚直送便」などを開発し、話題を集めている。

 今回、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイア)」でプロジェクトを立ち上げた。青山さんは「深海魚はトロール漁で採取されるが食用価値がないという理由だけで破棄され価値が見いだされなかった。今回の企画を通して深海魚の新たな付加価値を見いだし、漁師や街全体にもその価値を共有してもらいたい」と話す。

 目標金額は50万円で、1月21日現在、75%に当たるおよそ38万円が集まっている。集めた資金は協力隊任期満了後に、自身が直送便や魅力を発信するための作業場の取得と改装費用に当てる。「これまでは漁協の一部を利用してきたが、任期満了後にも定住して、この施設を活用しながら魅力を発信していきたい」と目標について話す。

 返礼品も深海魚にちなんだユニークなラインアップとなっていて、深海魚をあしらったサコッシュ(5,000円)や深海魚直送便(1万円)だけでなく、深海魚の選別体験(3万円)のほか、幻の深海魚といわれている冷凍された「ラブカ」の送付(10万円)など多岐にわたる。

 「ラブカなど希少種なども含め、『普段は捨てられる』ものとしての利用価値でなく、多様化する価値を見いだし、自身の活動を通して深海魚が価値のあるものという流れをつくっていきたい。そのために作業場を作り新たな価値を創出していければ」と青山さん。

 クラウドファンディングは3月7日23時59分まで

(沼津経済新聞)

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